今月の本: |
『とんび』(重松清) |
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実施日時: |
2014年6月28日(土)14:00〜17:00 |
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今月の会場: |
勤労福祉会館 和室(小)
西武池袋線大泉学園駅・徒歩3分 |
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参加費 : |
350円(会場費・資料コピー代に補填します) |
懇親会 : |
終了後希望者で懇親会を行います(会費2500円程度) |
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今回は重松清氏の作品を取り上げます。
『とんび』はNHK、TBS系でドラマ化された作品ですので知っている方も多くおられると思います。
先日父の日を迎えましたが、この作品は父と息子の物語です。
作品の舞台は昭和37年広島県備後市。備後市は重松氏の創作で架空の町です。
瀬戸内海に面した人口20万人程の工業都市となっています。
主人公は市川安男。通称ヤスさん。
トラックの運転手をしているヤスさんが、最愛の妻美佐子さんと結婚して3年目に生活態度が激変するシーンから物語は始まります。美佐子さんが子供を懐妊したことがわかり、それまでのでたらめでぐうたらな男が一転がむしゃらに仕事をし始めるのです。
わかりやすい単純な父親の姿そのものです。
今風にいえば典型的な昭和のオヤジとなるのでしょう。
そうして生まれた長男アキラ。
しかし親子三人の満ち足りた生活は長くは続きません。
突然の事故で美佐子さんが急逝します。
残された父と息子。
二人を暖かくも厳しく見守り続ける大人達。
ヤスさんとアキラはどんな人生を送って行くのか。
不器用な男達の生き様をじっくりと読み進めてみたいと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。
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