今月の本: |
『なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか』(伊藤剛) |
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実施日時: |
2015年10月24日(土)14:00〜17:00 |
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今月の会場: |
サンライフ練馬 第二和室
西武池袋線中村橋駅・徒歩5分 |
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参加費 : |
350円(会場費・資料コピー代に補填します) |
懇親会 : |
終了後希望者で懇親会を行います(会費2500円程度) |
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著者の伊藤剛さんは東京外語大学・大学院総合国際学研究科の「平和構築・紛争予防専修コース」で講師を務め、独自の視点から「ピース・コミュニケーション」を提唱する異色の人物です。デザインコンサルティング会社の経営者でグッドデザイン賞等も受賞しているデザイナーでもあります。
伊藤剛さんはコミュニケーションの視点から「戦争を始めるのは大抵は権力者であるが、戦争を拡大していくのは私たち大衆の心理の影響も大きい」と言う。
本書では、権力者による戦争シナリオの作られ方から始まり、偏向ニュースのつくられ方、群衆マインドのあらわれ方に言及する。
群衆マインドとしては「群衆化」「同一化」「衝動化」「過激化」など興味深い視点が提起されている。
そして特に際立っているのが「平和教育」についてである。
そもそも平和を教育すると言うことはどういうことなのか?
本源的な問いかけを投げかけながら戦後71年目からの宿題を掲げて本書を締めくくっている。
とかく空理空論にもなりがちな平和について、自身の身近に引き戻して考える一書として共々に読み進めたいと思います。
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