プロセキュート
 ※第2期
【第4回実施内容】 ※通算26回
テーマ: 【事例研究】新規事業分野の将来性
実施日時: 2006年11月11日(土)14:00〜17:00
予定内容: 【事例研究】新規事業分野の将来性
会場: 西武池袋線中村橋駅・徒歩5分
【主宰者から一言】
今回は事例研究として新規事業の可能性について取り上げます。
概論的なことではなく、現在進行中の案件を提示し、具体的な可能性について議論します。紹介する案件は現在、プロセキュートに持ち込まれているもの又は独自に推進している事業プランが中心になります。意欲があれば来週からでも担当、交渉することも可能な案件です。

大量生産、大量消費の時代が終ったと言われて久しい感がありますが、事業のありようはさほど進歩も改善も反省も為されないまま、経営者個人の感性に頼るか、硬直していく組織論の中で進んでいるだけのように感じられます。
今、真に求められている事業とは何か。そこに必要とされる人材とはどうあるべきか。新規参入する者として事業的な成功を収めるための要因を探りながら具体的な事業展開を探りたいと思います。

■当日の実施内容
時間帯 テーマ・内容
14:00 〜 事業分野@第1次産業(農業分野)
15:00 〜 事業分野A地域密着型ビジネス(沖縄県・群馬県)
16:00 〜 事業分野B海外案件(アフリカ地域)
■今回のポイント
具体的案件であったので興味を持って受講したメンバーの関心も高かったようです。その反面、参加者の中には内容が漠然と感じられた人もいたようです。
やる気があれば明日からでも着手可能な内容が含まれていたのですが、そう感じたのは何故なのでしょうか。
それは事業の可能性とは「これをやれば誰でも事業ができる」というものではなく、事業の「可能性が開かれている」という性質のものだということに由来しているためではないかと思います。言い換えれば、当人に意欲があって、様々な条件や状況といった現状をつぶさに把握して自ら立案していくところに事業の可能性が開かれていくという主体性が必要だということではないかと感じます。

今回の内容は、単なる事業紹介ではなく、事業分野の背景や具体的事案に関連するデータを並べましたので「自分がその場に経営者として立ったら何ができるのか」という意識がないと単なる資料の束を渡されたという感覚にしかなれません。
今回の内容を受講して、自分は「よしやる気がわいてきた」と感じているか、それとも「なんだかよくわからない」と感じているのか、それぞれが自身に問い直す機会にしていただきたいと思います。

具体的には異なる三つの視点から
(1)農業
(2)地域密着型
(3)海外  の3分野を取り上げました。
全体の流れとしては、前半は農業分野に、後半は第3諸国での生活に関する話題が中心になりました。

私たちの生命をつなぐ産業が農です。
そして生命をつなぐ資源が水です。
農業を軽視し、水を大切にしない文化風潮はどこから生まれてきたのでしょうか。そのひとつは自分自身の生活しか考えられない利己の生命傾向から生まれているといえると思われます。その結果として、いま地方、農村では若い世代の流出が止まらず、多くの土地が疲弊して所得が減少しつづけています。住民の中には変革する意欲を萎えてしまい、先行きの漠然とした不安から逃れたいという生命傾向が蔓延している地域もあります。
そうしたなかにあっても、地域外から新たな息吹を吹き込むことによって今ある有形無形の資源を活性化させたいという意向が寄せられています。

今回の案件はそうした時代状況が生んだという側面が色濃くあります。
具体的な内容は差し障りが出る可能性もありますのでここでは記述しませんが、私たちの意欲があれば新事業の具体的な展開があることを付け加えておきたいと思います。
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