今月の本: |
『大いなる遺産』(ディケンズ) |
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実施日時: |
2014年11月22日(土)14:00〜17:00 |
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今月の会場: |
勤労福祉会館 和室(小) 西武池袋線大泉学園駅・徒歩3分 |
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参加費 : |
350円(会場費・資料コピー代に補填します) |
懇親会 : |
終了後希望者で懇親会を行います(会費2500円程度) |
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本作品の舞台はイングランド。テムズ川下流の沼地で海からは30Kmほど内陸に入ったあたりの寒村から物語が始まります。
主人公ピップは貧しい家庭的に生まれ幼少の頃に両親は他界。姉と姉の夫である鍛冶屋のジョーに育てられていて、将来はジョーに年季奉公することになっています。そんなピップがクリスマスイブの夜に近くの墓地で囚人船から脱獄した囚人に出会います。囚人に脅されたピップは足枷を切るヤスリと食物を自宅から盗んで運びます。その時の恐怖をピップはその後も引きずって生きます。
そんなある日ピップはサチス荘と呼ばれている古びた豪邸に招かれます。そこには婚礼の時で時間が止まった年老いた女主人と養女のエステラが暮らしていました。そこでピップは女主人の言われるままに、そのことの意味もわからないままエステラとカード遊び等をやってみせます。
そうした出来事が何回か続いたある日。ピップの元に弁護士ジャガーズが訪ねてきます。ジャガーズはある人物に依頼されてピップをその人物の遺産相続予定人であることを告げます。そしてピップはその謎の依頼人の意向を受けて紳士としての素養を身につけるべくロンドンに向かいます。
突然降ってわいた遺産相続の話。
ピップはその後どのような人生を歩むことになるのでしょうか。
巨額の富を手にした時人間はどのような生き方にかわるのか、そしてその回りの人達がいかに変わるのか...。
ディケンズが自身の経験も踏まえて書いたとされる本作品をじっくりと読み進めてみたいと思います。
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