プロセキュート


【第124回桂冠塾】実施内容
今月の本: 『落日燃ゆ』(城山三郎)
実施日時: 2015年8月22日(土)14:00〜17:00
今月の会場: サンライフ練馬 第二和室
西武池袋線中村橋駅・徒歩5分
参加費 : 350円(会場費・資料コピー代に補填します)
懇親会 : 終了後希望者で懇親会を行います(会費2500円程度)
第二次世界大戦(太平洋戦争)の終戦後、昭和21年5月から行われた東京裁判(極東国際軍事裁判)で、東條英機元首相を始めとする戦時中の日本の指導者28名が裁かれた。
その中で死刑を宣告された被告は7名。
平和に対する罪、いわゆるA級犯罪者となった7名である。その中でただ一人、文官がいた。
その人が『落日燃ゆ』の主人公である広田弘毅である。

本書では太平洋戦争に突き進んでいく日本の情勢を、広田弘毅という外交官の視点から見ている。
作品の前半は広田が若き時代から外交官として歩んできた人生が描かれる。後半は広田自身は意図せずとも政治の表舞台に出ていき、結果的には戦争遂行に加担していく、時代に翻弄されるかのような日々が綴られていく。そして全11章のうちの最後の3章では、東京裁判の内幕と裁判に対峙した広田の生き様が描かれていく。

一貫して広田がとり続けた姿勢は「自ら計らわぬ」。
それがどういうことであったのか、どのような結果に至ったのか、考えてみたい。
広田弘毅の評価についてはいまだ定まっていない感もある。本書の取り上げ方についても賛否があるが、そのうえでも読んでおきたい一書である。


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