今月の本: |
『ブンナよ、木からおりてこい』(水上勉) |
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実施日時: |
2014年9月27日(土)14:00〜17:00 |
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今月の会場: |
勤労福祉会館 和室(小) 西武池袋線大泉学園駅・徒歩3分 |
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参加費 : |
350円(会場費・資料コピー代に補填します) |
懇親会 : |
終了後希望者で懇親会を行います(会費2500円程度) |
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トノサマがえるのブンナ。
土かえる達の中でひとり跳躍や木登りが得意なブンナはどこか不遜な生き方になっていたのでしょうか。
ある日のこと。高い椎の木の頂上に登ります。頂上まで達して満足したその瞬間に鳶が舞い降りてきます。
かろうじて椎の木の頂上に溜まっていた土の中にもぐって命を長らえるブンナですが、その椎の木のてっぺんは鳶が捕えた獲物を一時的に保存する場所だったのです。次々に運ばれてくる怪我をした小動物達。
じっと息をひそめるブンナの上で展開される会話からは生と死への様々な思いが交錯します。
彼らは何を思い、何を語るのでしょうか。そしてブンナは生きて木を降りることができるのか。そしてその時何を感じるのでしょうか。
ブンナの目を通しながら生きることの意味を考えてみたいと思います。
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