今月の本: |
『魔法のカクテル』(ミヒャエル・エンデ) |
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実施日時: |
2015年12月19日(土)14:00〜17:00 |
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今月の会場: |
練馬区勤労福祉会館 会議室(小)
西武池袋線練馬駅・徒歩3分 |
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参加費 : |
350円(会場費・資料コピー代に補填します) |
懇親会 : |
終了後希望者で懇親会を行います(会費2500円程度) |
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この物語は、とある年の大晦日の夕刻5時から年がかわる午前0時までの7時間に起きた出来事として描かれます。
主な登場人物は4人。正確には2人と2匹。
一人目はイルヴィツァー。魔法枢密顧問(魔術師)。
二人目はイルヴィツァーの伯母にあたるティラニア。魔女です。特に金を作るのがうまい金魔女。
この二人にそれぞれ動物最高評議会から監視役として派遣されたのが2匹の動物。
イルヴィツァーには牡猫のマウリツォ。
ティラニアにはカラスのヤーコプ。
イルヴィツァーは地獄の魔王と契約をしています。
毎年10種の動物を絶滅させること、5つの河川を汚染させること、1万本以上の木を枯渇させること、日照りか水害を起こすこと等々...。その見返りとして今世紀の自然界に対する並はずれた権限が与えられています。
イルヴィツァーは毎年充分な働きをし、精霊たちは閉じ込められてしまいましたが、動物たちが何か変だと感じ始めてイルヴィツァーの動きが怪しいとにらんで牡猫のマウリツォを監視役として送り込んでいるのです。
イルヴィツァーは動物最高評議会にさとられないように牡猫のマウリツォを抱き込むことに腐心したため今年のノルマが果たせないまま大晦日を迎えてしまっています。
そこに地獄の魔王からの使いが訪れ、ノルマを果たさない場合は連行されることを告げます。
今年は残り7時間。
大きな悪事を起こしてノルマを果たさなければとあせるイルヴィツァーの元に、伯母の金魔女ティラニアが訪問してきます。
こんな忙しい時に何の用事なのかといぶかるイルヴィツァー。
ティラニアの訪問の目的は?
そしてイルヴィツァーは今年の悪事のノルマを果たすことができるのか?
一年の終わりのせわしい季節ですがミヒャエル・エンデが描いた世界を共々に読み進めてきたいと思います。
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