今月の本: |
『モンテ・クリスト伯』(アレクサンドル・デュマ) |
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実施日時: |
2011年8月20日(土)14:00〜17:00 |
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今月の会場: |
西武池袋線大泉学園駅・徒歩3分
勤労福祉会館 和室(小)
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参加費 : |
350円(会場費・資料コピー代に補填します) |
懇親会 : |
終了後希望者で懇親会を行います(会費2500円程度) |
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8月はアレクサンドル・デュマの大作『モンテ・クリスト伯』を取り上げます。
毎回の本を考える際に、いつも候補に挙がりながらも「長い!」という理由から見送ってきた一冊です。
夏休みという時期でもあり、敢えて長編に挑戦するということで今回のテーマと致しました。
現在最も入手しやすい岩波文庫版で全7巻(!)。「えっ本当にこれを読むの?」という声も聞こえてきそうですが、「鍛えの夏」にふさわしくチャレンジする心で読破を目指していただきたいと思っております。
作品の舞台は1815年。
主人公エドモン・ダンテスはマルセイユの一等航海士。ナポレオン一世の流刑先エルバ島に立ち寄ったダンテスはナポレオン側近のベルトラン大元帥からパリのノワルティエという人物に宛てた手紙を託されるところから物語は始まります。出世を約されたダンテスへの同僚からの妬みと謀略によって無実の罪で逮捕されるダンテス。
政争にも巻き込まれたダンテスは生涯出ることができないとされるシャトー・ディフに送還されてしまう。
人生の希望を失ったダンテスは自殺を図るが死に切れない。そんな時、隣りの独房に収監されている老人ファリア神父と出会う。
ファリア神父を人生の師と仰ぎ万般の教えを仰ぐようになっていくダンテス。彼のその後の人生は驚くような展開が待っている...。
小学生中学生時代に『岩窟王(がんくつおう)』のタイトルで抄訳本を読んだ読者も多いと思います。
モンテ・クリスト伯となっていくダンテスの思いとその原動力、原点はどこにあったのか。じっくりと読んでみたいと思います。
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http://prosecute.way-nifty.com/blog/2011/08/76-2572.html
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