プロセキュート
 ※第2期
【第10回実施内容】 ※通算32回
テーマ: マーケティング環境の観察
実施日時: 2006年5月12日(土)14:00〜17:00
会場: 西武池袋線中村橋駅・徒歩5分
【主宰者から一言】
通算32回となる今回は、ビジネスを取り巻くマーケティング環境の観察のポイントについて考えてみたいと思います。
市場は常に変化し続けている。
これは当塾では何度も繰り返し言い続けているキーワードのひとつです。しかし多くの事業者は変化の現実に直面するとそれが好機だと気づくことができず、やり過ごしてしまうか現在のやり方を持続するために拒絶するという選択をしているのが実態ではないかと思います。
事業規模に関わらず、マーケティング環境を的確に把握することは事業遂行のための必須条件といえます。
今回は事業を取り巻く主要な外部環境、特にマクロ環境の観察のポイントを確認しながら、環境を見極める視点について考察を行ないたいと思います。
あわせて、今後の時流はどこに向かうのか、以前紹介したトレンド予測について再考察を加えてみたいと思います。
■主なテーマ

<事業は、満たされていないニーズやトレンドに対応して利益を出す>

ファッド:予測不能で短命。社会的、経済的、政治的重要性がない。
トレンド:ある程度の勢いと持続性を持つ自称における方向性、連続性。
     予測可能で持続性がある。未来が見える。
メガトレンド:社会、経済、政治、科学技術の大きな変化。
     ゆっくりと形成され、ある程度の期間影響を及ぼす。
  → 事業機会はトレンドを見極めることで判断が進む。

■フェイス・ポップコーンが指摘する経済における16のトレンド

@ アンカーリング
A ビーイング・アライブ(元気に生きる)
B 都会からの脱出
C 集団への帰属
D コクーニング(自閉)
E ダウン・エイジング
F エゴノミクス
G ファンタジー・アドベンチャー
H 女性の思考
I イコン・トップリング(倒れた偶像)
J 男らしさからの解放
K 99ライブス(慌ただしい生活)
L 快楽の復讐
M S.O.S
N 小さな喜び
O 自警団的消費者

■ジョン・ネイスビットが発見した10のメガトレンド

@ グローバル経済のブーム
A 芸術ルネサンス
B 自由市場社会主義の出現
C グローバルなライフスタイルと文化的ナショナリズム
D 社会保障制度の民営化
E 環太平洋地域の成長
F 女性が指導的地位に就く時代
G 生物学の時代
H 宗教が復活するニュー・ミレニアム
I 個人主義の勝利

トレンド、メガトレンドには注目する価値がある。
しかし「技術的に可能で、市場機会を見つけたら、必ず成功する」
そんな保証は、どこにもない。

主要なマクロ環境要因を見極めて対応する

主要なマクロ環境要因
1. 人口動態的環境
2. 経済環境
3. 自然環境
4. 技術環境
5. 政治・法律的環境
6. 社会・文化的環境
→ 相互に作用しあって、脅威にも、新たな機会の舞台にもなる。

人口動態的環境 ・・・ 市場を作り上げるのは、人。
世界的な人口増加
人口の年齢構成
民族・人種構成
教育による構成
家族形態
地理的人口移動
→ マス市場からミクロ市場へ

経済環境 ・・・ 市場には購買力が必要である。
産業構造タイプ
A. 自給経済
B. 原材料輸出(販売)経済
C. 発展途上経済
D. 先進経済

所得分布パターン
A. 低所得のみの社会
B. 低所得層が大半を占める社会
C. 極端な低所得層と高所得層の二分化社会
D. 低・中・高所得層が均等に分布する社会
E. 中所得層が主流の社会

消費者支出金額の決定要素
1. 貯蓄
2. 負債
3. 信用度(借入能力)

自然環境 ・・・ 環境を守ることは、未来の子供たちへの責任。
原材料の欠乏
エネルギーコストの増加
公害の拡大
政府の役割の変化

技術環境 ・・・ 経済成長は重要な新技術の発見に左右される。
加速する技術変化のペース
技術革新の限りない機会
研究開発費の変化
科学技術に対する規制の増加

政治・法律的環境 ・・・ 活動を制限もし、事業機会も生む。
ビジネスを規制する法律
1. 企業を守る
2. 消費者を守る
3. 公益を守る

特定領域に関心を持つ人達

社会・文化的環境 ・・・ 社会は信念、価値観、規範に影響する。
自分自身に対する見方
他人に対する見方
組織に対する見方
社会に対する見方
A. 社会を守る人々(保護者)
B. 社会を動かす人々(形成者)
C. 社会から恩恵を受ける人々(受益者)
D. 社会変革を望む人々(変革者)
E. 社会に求める人々(探求者)
F. 社会から逃れようとする人々(逃避者)
自然に対する見方
宇宙に対する見方

核となる文化的価値への固執
中核信念と中核価値
サブカルチャー
派生的信念・価値

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